こんにちは、坂バカ理学療法士のわさおです。
サイクルロードレースは日本ではまだまだマイナーな競技です。
最近は、漫画の弱虫ペダルの影響で、ロードレースのことを知っている人も増えてきました。
でもそんな人たちも、ロードレースについてまだまだ知らないことは多いはずです。
ロードレースに興味を持った人たちの中で、一番多い質問が
「ロードレースって一体どれくらいの距離を走るの?」
です。
そこで今回のテーマは、ロードレースで走る距離についてです。
市民レースからプロレースまで紹介していきますね!
市民向けのロードレースの距離
まずは市民レーサー(アマチュアレーサー)の参加できるレースについて紹介していきましょう。
レース距離の相場
市民レースの場合、レース距離は10kmのものから、210kmに及ぶレースもあります。
大きな大会の場合、100㎞前後になることが多いです。
有名なレースの距離
ツールド沖縄
市民レーサーの甲子園とも呼ばれる沖縄の有名なロードレースです。
1番大きい大会といっても過言ではなく、厳しい時間制限の中で完走するだけでも名誉があります。
50km,100km,140km,210kmの4つの距離でカテゴリーが分けられています。
中でも210km部門は、特に強豪レーサーがひしめく部門です。
ツールド宮古島
宮古島で行われる開放感たっぷりのロードレースです。
観光がてらレースをする人も多いようです(笑)
74kmと136kmの2つの距離でカテゴリーが分けられます。
シマノ鈴鹿ロードレース
三重県の鈴鹿サーキットで行われているシマノ主催のロードレースです。
1周5.8kmのサーキットを周回します。
2周、3周、5周、7周の部門があり、距離は11.6km~40.6kmとなります。
ロードレースとしては、かなり短めの距離設定です。
国内プロのロードレースの距離
Jプロツアーと呼ばれる国内プロレースの距離について紹介しましょう。
レース距離の相場
Jプロツアーのレースの場合、50km~200kmくらいの距離になることが多いです。
ただし個人タイムトライアルやヒルクライムだけのレースはもっと短く、たった2.6kmなんて距離もあります。
有名なレースの距離
ジャパンカップ
栃木県宇都宮市で開催されるプロレースです。
2019年のレース距離は144.2kmです。
日本のレースの中で、UCIカテゴリで最も上位のレースなため、海外プロもたくさん来ます。
宇都宮市全体がお祭りのような雰囲気になる、日本を代表するサイクルロードレースです。
ツアーオブジャパン
日本のレースで数少ないステージレースです。
ステージレースとは、数日間にわたって行われるロードレースです。
8日間もあるステージレースはツアーオブジャパンだけではないでしょうか?(知らないレースがあればすみません)
2019年のレース距離は
第1ステージ:2.6km(個人タイムトライアル)
第2ステージ:105.0km
第3ステージ:127.0km
第4ステージ:139.4km
第5ステージ:123.6km
第6ステージ:120.0km
第7ステージ:36.0km(ヒルクライム)
第8ステージ:112.0km
という構成になっています。
海外プロのレースの距離
レース距離の相場
海外のプロレベルでは、様々な距離のレースが行われています。
200㎞前後の距離のレースが主流ですが、300㎞に及ぶレースもあります。
ワンデーレースと呼ばれる1日だけのレースでは、距離が長くなる傾向があります。
有名なレースの距離
ツールドフランス
ロードレース界で1番のレースといっても過言ではない、超有名な大会です。
ステージレースで、なんと21日間も走ります。
個人タイムトライアルを除けば、ほとんどのステージが200km前後の距離です。
ただ近年は、短い距離のステージも多くなってきました。
2019年の場合、4つのステージが120km前後という短めの距離設定でした。
ミラノ~サンレモ
ミラノ~サンレモは、1番長いワンデーレースとして格式の高い有名な大会です。
2019年の場合、その距離はなんと291km!
日本のツールド沖縄も210㎞と頑張っていますが、さすがに敵いませんね(^^;)
まとめ
最後に簡単にまとめたいと思います。
市民レース:100㎞前後
国内プロレース:100㎞前後
海外プロレース:200㎞前後
くらいの距離になることが多いようです。
100㎞や200㎞なんて、長距離を走ったことのない人からしたら、完走するだけでも大変ですよね。
それを時速40㎞以上で走るんですから、ビックリです。
ロードレースはただ走るだけでなく、戦略や駆け引きがいろいろあります。
興味のある方は、是非一度ロードレースをご覧になって下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。