こんにちは、坂バカ理学療法士のわさおです。
ロードバイクに乗った時に、股間の痛みに悩まされたことはありませんか?
実は僕も、よく股間が擦れて痛くなります。
股間が痛いと走るのが苦痛になっちゃうので、何とかしたいですよね。
今回のテーマは、股間が痛くなる理由となるべくお金をかけない対策方法についてです。
そんな僕が実際にいろいろ試した結果、効果があった対策を紹介しますね!
股間が痛い原因は2種類ある
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股間が痛くなる原因は、2種類あります。
股ズレと、尿道痛の2種類です。
これらは全く別の痛みなので、対策も全く違います。
簡単に言うと、サドルに擦れて痛いなら股ズレ、尿道が圧迫されて痛いなら尿道痛です。
ここからは、それぞれ分けて原因と対策を解説していきますね。
ちなみにどちらでもなく、お尻が痛いという方は、こちらの記事をご覧ください。
股ズレの原因と対策
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股ズレの原因
股ズレの最大の原因は、汗です。
「え?汗?」
とびっくりされた方もいるかもしれませんね。
もう少し詳しく説明しましょう。
股ズレは、その名の通り股間とサドルが擦れて生じる擦過傷のことです。
ペダリング動作をしている以上、ある程度擦れてしまうのは仕方がありません。
では、股ズレが起きやすい人と起きにくい人では何が違うのか?
それは、汗の量と皮膚の強さです。
皮膚の強さはどうしようもありませんので、汗について詳しく説明します。
汗はいわば塩水みたいなものですので、皮膚に悪影響を及ぼします。
夏によくできる‟あせも”がその悪影響の代表例です。
この汗が、股ズレを引き起こしやすくするんですね。
夏の方が股ズレを起こしやすい人は、間違いなくこの汗が原因でしょう。
つまり股ズレをなくすには、この汗を何とかすることを一番に考えなくてはなりません。
股ズレ対策
定期的に通気する
休憩時間などに股間を通気してあげると、股ズレのリスクを減らすことができます。
公共の場でやると変な人になっちゃうので、トイレでやりましょう。
お金もかからないし、誰でも手軽にできるので、おすすめの対策です。
休憩時間のたびに通気してあげると結構変わるので、是非試してみて下さいね。
サドルに座る位置を変える
走っている間に座る位置をこまめに変えると、股ズレに有効です。
股ズレが起きそうだなっと思ったら、サドルの前、後ろ、右、左寄りに座る位置を変えます。
そうすると圧迫される場所が変わって通気出来たり、擦れる場所を変えたりできるので、股ズレに効果があります。
前後移動はすでにやっている方もいるかと思いますが、左右までやっている方は少ないと思います。
左右も有効ですので、試してみて下さいね。
ワセリンを使う
僕が試した中で一番効果があったのが、ワセリンです。
お金はかかりますが、千円以内で買えるのでコスパ抜群です。
僕はこのワセリンを、走りに行く前にレーパンとお尻に塗っておきます。
走っている間は塗りなおしていませんが、股ズレを予防できています。
プロの世界でも、ワセリン愛用者は多いそうですよ!
通気性の良いレーパンを履く
今まで紹介した対策を全てやっても股ズレが起きちゃう人は、レーパンを買いなおしましょう。
お金はかかりますが、背に腹は代えられませんよね。
股ズレ対策に一番重要なのは、パッドの通気性です。
基本的に、クッション性の低いパッドの方が通気性はいい傾向があります。
クッション性がいいものでないとお尻が痛くなって困るという方もいるかもしれません。
ただお尻の痛みは乗り方を直せば改善できるので、レーパンは股ズレ予防を優先してもいいかもしれません。
ちなみに僕はパールイズミのレーパンを使用しています。
このレベルの通気性があれば十分かと思います。
尿道痛の原因と対策
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尿道痛の原因
尿道痛の原因は、圧迫です。
正しくロードバイクに乗っていれば、尿道を圧迫することはありません。
しかし骨盤を過剰に前に倒していたり、座り位置がサドルの前方すぎたりすると、尿道を圧迫してしまいます。
この状態でロードバイクを漕ぐと、尿道痛が出現するんです。
尿道痛の対策は、いかに尿道部の圧迫をなくすかが重要になります。
尿道痛対策
骨盤を起こす
前に倒しすぎた骨盤を起こすことで、尿道の圧迫を回避できます。
骨盤の起こし方がよく分からないという方は、おへそを後ろに引いてみたり、上半身を起こしたりしながら乗るようにして下さい。
勝手に骨盤が起きてくるので、尿道痛がなくなるはずです。
骨盤を起こすだけで、半分以上の方の尿道痛は改善できるはずですので、是非試してみて下さい。
サドルとハンドル位置を変える
骨盤を起こしても痛みが取れない方は、ポジションがおかしい可能性があります。
ポイントになるのは、サドルとハンドルの位置です。
骨盤が起きやすくなるように、サドルの正しい位置に座れるように、調整してあげましょう。
とりあえず試してほしいのは、サドルは下げ、前に動かし、ハンドルは高くすることです。
尿道の圧迫がなくなるように調整してみて下さい。
ロードバイクに乗りながら、尿道部に手を入れることが出来ればOKです。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
自分でポジションを調整するのに自信がない人は、プロの手を借りましょう。
一番安く済むのは、ロードバイクを購入した店舗でみてもらうことです。
それが難しい人は、有料フィッティングサービスを利用しましょう。
東京付近に住む方なら、僕の友人が経営するACTIVIKEがおすすめです。
代表の西谷君は、信頼できるフィッターです。
痛みなくロードバイクで走るには、ポジションが間違っていないのが大前提です。
まとめ
最後におさらいをしましょう。
股間が痛い原因が股ズレの場合、対策は以下の通りです。
- 定期的に通気する
- サドルに座る位置を変える
- ワセリンを使う
- レーパンを変える
とにかく汗対策が一番重要です。
股間が痛い原因が尿道痛の場合、対策は以下の通りです。
- 骨盤を起こす
- サドルとハンドルの位置を変える
尿道の圧迫をとることを意識して、上記の方法を試してみて下さいね。
股間が痛いと、楽しくロードバイクに乗れないので辛いですよね。
ですが、ちょっとした工夫で痛みは改善できます。
この記事が、股間の痛みで悩む方の手助けになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。