こんにちは、坂バカ理学療法士のわさおです。
ロードバイクのダンシングって難しいですよね。
ダンシングは高等テクニックの1つですので、たくさん練習が必要です。
「でもダンシングの練習ってどうやってやるの?」
という疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
ダンシングの練習方法って、あんまり探しても見つからないんですよね。
そこで今回のテーマはダンシングの練習方法についてです。
この記事があなたのダンシング練習の助けになれば幸いです。
ダンシングの練習方法
ダンシングが出来ない理由
練習する前に、まずはダンシングが出来ない理由を知らなければいけません。
ほとんどの初心者において、ダンシングが出来ない理由は
- バランス不足(腕に体重をかけすぎている)
- ペダリングスキルが不十分
の2点に集約できます。
ダンシングでは、両足でバランスを取る必要がありますが、バランス感覚がない人はついつい腕に頼っちゃうんです。
つまり‟両足でバランスを取りながらペダリングをする”練習をしていく必要があります。
詳しい練習メニューは後ほど紹介しますね。
またシッティングとダンシングでは、ペダリングが少し変わります。
シッティングと同じようにペダリングしてはいけません。
特に重要なのがペダルに体重をかけ始めるタイミングと、引き足を開始するタイミングです。
ダンシングでは、0時の位置から体重をかけ、6時の位置から引き足を意識するようにしましょう。
ペダリングの乱れはバランスの乱れに繋がります。
どちらかが少しでずれるとギクシャクしたダンシングになってしまうのです。
そのため、きれいにペダリング出来るようになる練習も必要です。
ダンシングが出来ない理由、お分かりいただけたでしょうか?
練習でバランス感覚とペダリング、それぞれ磨いていきましょう!
ダンシングのペダリングについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
一番大事なのは練習量
ダンシングを上達させるためには、とにかくライド中にダンシングをたくさんすることです。
まずは質よりも量です。
そもそもダンシングが苦手なほとんどの人は、ダンシングをする量が圧倒的に少ないです。
誰でも苦手なものは使いたくないので、当然のことなんですけどね(^^;)
でも練習する上では、これが足を引っ張っています。
ダンシングが苦手→ダンシングを使わない→ダンシングが上達しない
この流れを断ち切るため、あえてたくさんダンシングをするようにしてみましょう。
坂は全部でダンシングで登るとか、「ダンシング縛り」の条件を作るのも有効です。
多くの人はこれだけでも十分ですが、もっと効率的に上達したい方もいますよね。
「ダンシングをたくさんやっているのに一向に上達しない!」
「少ない練習時間でダンシングをマスターしたい!」
という方のために、ダンシング練習メニューを3つ紹介していきますね!
初心者用ダンシング練習メニュー3選
立ち姿勢キープ
腕に頼らず、足でバランスをとる感覚をつかむ練習です。すべてのダンシングの基礎となるメニューなので、下の2つのメニューが難しく感じる方は、この練習をたくさん行ってください。
- 車の来ない広い平坦な道で行う。
- 徐行した状態から立ち上がる(ペダルは水平)
- 腕になるべく頼らないようにバランスを保ち続ける
- バイクが自然に止まる直前まで姿勢を保ち続けられればOK
- 慣れたら片手放しやジャンプにも挑戦してみましょう
- ジャンプの場合、前輪と後輪が同じだけ上がれば、重心が真ん中にある証拠です
- 5~10回繰り返し練習しましょう。
※練習頻度はなるべく多い方がいいですが、最低でも週1は行いましょう。
指ダンシング
腕に頼らずダンシングする練習です。このメニューをやると、今までいかに腕に頼っていたか分かるはずです。くれぐれも転ばないように気を付けて行ってくださいね。
- 緩斜面だと練習しやすいです
- 手の平ではなく、指先5本だけを使ってダンシングしましょう
- 難しければ、指先5本で立ち姿勢キープの練習しておくことをオススメします
- 慣れたら指先4本、3本と減らしていきましょう
- 最終的に指2本(親指と人差し指)だけでダンシング出来ればOKです
- 30秒~1分を2~5セット行いましょう。
※練習頻度はなるべく多い方がいいですが、最低でも週1は行いましょう。
ハイケイデンスダンシング
ペダリングスキルを向上させる練習です。今回紹介しているメニューの中で一番難しいですが、これが出来ればダンシングはもうマスター出来ているはずです。
- 緩斜面で行いましょう
- 一番軽いギア(インナーロー)にしましょう
- ケイデンスは80bpm以上を維持してダンシングします
- 腕に頼らないよう注意してくださいね
- 慣れたら最終的にケイデンス100bpmを目指しましょう
- 15秒~30秒を3~5セット行い、セット間の休憩は3分
ダンシングのコツ
ダンシング時のペダリングのコツは
- 腕に体重をかけない
- 胸を張る
- 重心はBBの真上
- 引き足も意識する
の4点です。
特に重要なのは、やっぱり腕に体重をかけないことです。
正直これだけでも守れていれば、きれいにダンシングできます。
4つのコツの詳細について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
最後におさらいしましょう。
ダンシングの練習では
- とにかくたくさんダンシングする
- 紹介した3つのメニューをこなす
- ダンシング中は紹介したコツを常に意識する
以上の3点を重視して練習するようにしてみて下さい!
冒頭でも話した通り、ダンシングは高等テクニックですので、すぐには身に付きません。
ですが、たくさん練習していると、ある日突然コツがつかめます。
ほんとに‟突然”です。
僕もそうでしたので、自信を持っていえます。
僕はロードバイク歴2年目でようやくダンシングのコツがつかめました。
皆さんも是非、コツコツ練習をつんで、ダンシングをマスターしましょう!
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。