ロードバイクの正しいフォームとは?プロの姿勢の共通点を理学療法士が考察してみた

フォーム

こんにちは、坂バカ理学療法士のわさおです。

ロードバイクのフォームって何が正しいのかよく分からないですよね。

実際に、プロのフォームも人によってバラバラに見えます。

ですが僕は、一見バラバラなフォームにも、いくつかの共通点があると思っています。

今回のテーマはプロのフォームの共通点についてです。

正しいフォームを考える参考にしていただければ幸いです。

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プロ選手たちのフォーム

国内選手

新城選手

2014ThaiTrainingCamp TakashiMiyazawa YukiyaArashiro

ユーロップカーの白いジャージを着ているのが新城選手です。

新城選手のフォームの特徴は以下の通りです。

  • 骨盤を大きく前傾し、腰がまっすぐ伸びている
  • 肘が比較的伸びている
  • 上半身が地面とほぼ水平
  • 上半身がブレない

別府選手

スプリントで惜敗し別府が銀メダル 2018アジア選ロードエリート男子【シクロチャンネル】

4人いる先頭集団のうち、赤いジャージの選手が別府選手です。

別府選手のフォームの特徴は以下の通りです。

  • 他のプロと比較すると骨盤を立て、その分腰を曲げている
  • 肘を深く曲げている(90度の時も)
  • 上半身は地面と水平
  • 上半身がブレない

宮澤選手

宮澤崇史選手の平地ペダリング動画

宮澤選手のフォームは癖があまりなく、日本人らしいフォームという印象です。

特徴は以下の通りです。

  • 外国選手に比べると骨盤を立て、腰を曲げている
  • 上半身は地面と水平
  • 上半身がブレない

国外選手

フルーム選手

ジロ・デ・イタリア 2018 第19ステージ【2018年のベストレース1位】

フルーム選手が単独で逃げている時の映像です。

フルーム選手のフォームは一見独特に見えますが、手足が長いので余計にそう見えてしまうところがあるんですよね。

フルーム選手の特徴は以下の通りです。

  • 骨盤を大きく前傾し、腰がまっすぐ伸びている
  • 肘が比較的伸びている
  • 上半身が地面とほぼ水平(平地走行時)
  • 上半身の重心はブレないが、頭や肩はよく動く

勘の良い人なら気づいたかもしれませんが、実は新城選手のフォームとよく似ています。

ただ、要点だけを見れば似ているというだけです。

体型や柔軟性が違いすぎるので、全体を眺めるとあまり似てないです(笑)

カンチェラーラ選手

ツール・デ・フランドル 2010 【カンチェラーラ伝説のレース①】

独走している赤いジャージの選手が、カンチェラーラ選手です。

特徴は以下の通りです。

  • 骨盤が大きく前傾し、腰は伸びている
  • 肘を深く曲げていることが多い
  • 上半身が地面とほぼ水平
  • 上半身の重心はブレないが、上半身がうねるように動いている(動画をよく見てみて下さい!)
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プロのフォームの共通点

上半身が地面と水平になるまで前傾する

平地を高強度で走っている時は、どの選手も上半身を地面と水平になるまで前傾させていました。

深く前傾した姿勢は、空気抵抗を減らせる上に、ペダルを踏む力を出しやすい姿勢です。

ただ一般人の柔軟性や筋力では、この姿勢を維持できません。

この姿勢を維持し続けるには、ずば抜けた柔軟性と筋力が必要になります。

この力がプロとそうじゃない人を分ける基準の1つになりそうですね。

プロレベルの走力をつけるには、上半身を深く前傾したフォームを身につける必要がありそうです。

上半身の重心がブレない

どの選手も上半身の重心はブレていませんでした。

海外の選手は上半身をうねらせてペダリングしているので、一見ブレているように見えるのですが、重心は動いていません。

日本の選手は分かりやすく、上半身はほとんど動いていないですね。

上半身がブレないように漕ぐのは、意外と難しいんです。

柔軟性がどこか足りなかったり、姿勢を維持し続ける体幹筋力が足りなかったりすると、すぐにブレます。

プロはこのあたりの完成度が非常に高いので、あれだけ安定してペダリングできるんですね。

上半身は深く前傾するが、重心はブレないことがプロのフォームの共通点です。

骨盤は前傾させる(寝かせる)が、程度には個人差が大きい

骨盤は全員寝かせていますが、どれくらい寝かせるかには、かなり個人差があるようです。

今回検証した中では、日本の選手よりも海外の選手の方が骨盤を前傾させる傾向がありそうです。

基本的に骨盤は前傾させた方が、速く走れます。

前傾させた方が上半身を前に倒しやすいですし、大きな力も出しやすいからです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ならば、骨盤を立たせ気味な選手も多いのはなぜでしょうか?

僕は、そういった選手は骨盤を意図的に立たせているのではなく、寝かせられないからだと考えています。

骨盤を前傾させるには、股関節の十分な柔軟性と体幹筋力が必要です。

特に柔軟性は、個人差が大きいので、もともと体が固い人は不利です。

なので骨盤を立たせる選手は、骨盤を十分に前傾できないので、腰を曲げてうまく補っているのだと思います。

結論を言えば、‟プロは骨盤を前傾させる選手が多いが、腰を曲げることで骨盤の前傾不足を補っている選手もいる”ということになるのかな、と思いました。

肘は曲げても伸ばしてもいい

最後に肘ですが、全く共通点はありませんでした。

一応教科書的には、肘を軽く曲げたフォームが正しいフォームとされています。

ですが、バラバラでしたね(笑)

肘の曲がり具合は気にせず、好みでいいのではないかと思います。

ただし、初心者は肘が伸び切った姿勢だけはおすすめしません。

ハンドルに体重をかけすぎたフォームになってしまうからです。

ロードバイクでは、ハンドルに体重をかけてはいけません。

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まとめ

最後におさらいをしましょう。

今回検証した全プロ選手のフォームに共通する点は以下の2点です。

  • 上半身を地面と水平になるまで前傾させる
  • 上半身の重心がブレない

もっと速く走れるようになりたい方は、練習時にこれらの点を意識するといいですよね。

そして扱いが難しいのが、骨盤でした。

骨盤の前傾は絶対条件ではありませんが、なるべく前傾させるよう意識した方がいいでしょう。

骨盤を前傾させる方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。

以上が今回プロのフォームから考察できたことです。

少しはお役に立てたでしょうか?

ちなみにフォームと一緒に重要なのがペダリングです。

ペダリングについて興味のある方は以下の記事を参考にして下さいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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