こんにちは、坂バカ理学療法士のわさおです。
ロードバイクのタイヤ選びは、楽しみでもあり、悩みの種でもありますよね。
僕は今までヴィットリアのコルサや、コンチネンタルのGP4000など、様々なタイヤを使用してきました。
そして最終的にシュワルベワンに落ちつきました。
もう1年以上買い替えながら使っていますが、今のところ他のタイヤに変えたいとは思いません。
それはシュワルベワンが他のタイヤにない意外な利点を持っていたからです。
ではインプレしていきましょう!
SCHWALBE ONE(シュワルベ ワン)とは
概要
SCHWALBE(シュワルベ)社はドイツの有名なタイヤメーカーです。
シュワルベ社のロードバイクタイヤの中で、ハイエンドクリンチャータイヤにあたるのがシュワルベワンです。
スペック
重量:210g(23C)、230g(25C)
定価:7800円(ネット購入なら5000円程度で購入可能)
ワンスタートリプルコンパウンドが抜群の転がり性能と最高の耐久性を実現!
シュワルベ公式HPより
転がり抵抗の低さ、グリップ性能、耐久性を兼ね備えたポリマーベース(化学合成)のワンスタートリプルコンパウンドを採用。センター部分はスピード重視のラバーを、またショルダー部分はグリップ性の高いラバーを、 そして内部にもベース層を設け、走行中のあらゆる状況において最適な転がり性能を実現しています。さらに、トレッド下には軽量素材で耐パンクレベル5を誇るVガードを装備し、荒れた路面などでのパンクリスクを最小限に抑えます。 信頼性の高い確かな性能は、レースシーンにおいても大きなアドバンテージとなりライダーの走りに貢献します。
僕が今まで使用してきたタイヤ
僕が今まで使用してきたタイヤを紹介します。これらのタイヤと比較したシュワルベワンのすごいところや残念なところを紹介していきます。
- パナレーサー RACE A evo3
- ミシュラン Service Course V2
- コンチネンタル GP4000
- ヴィットリア CORSA
- ブリジストン エクステンザ R1X
- シュワルベ シュワルベワン(現在使用中)
※いずれも25Cを使用しています。
シュワルベワンのすごい所
タイヤ交換が楽
うれしい誤算だったのですが、シュワルベワンは今まで僕が使ったどのタイヤよりも、タイヤの付け外しが楽でした。(二番目に楽なのがブリジストンでした)
タイヤがすごく柔らかく感じるんです。
僕はクリンチャー用ホイール(カンパニョーロのゾンダ)とチューブレス対応ホイール(ロルフのヴィガーアルファ)の二つのホイールを持っています。
チューブレス対応ホイールは構造上タイヤが付けづらいらしく、特にロルフはタイヤ交換が大変です。
タイヤ交換が苦手な僕は、タイヤ交換のたびにタイヤレバーを使って大汗をかきながら作業していました。
そのため僕はタイヤ交換が大っ嫌いです。
しかしシュワルベワンを購入し、最初につける際に「おや?」と思いました。
いつもなら数分かけてやるタイヤ装着作業が、1分もかからずに装着できてしまいました。
外す際も、タイヤレバー無しで楽々です。(ロルフはさすがにタイヤレバーが必要でした)
タイヤ交換が苦手な僕にとって、シュワルベワンのタイヤ交換のしやすさは衝撃的でした。
パンクのしにくさやタイヤ交換のしやすさを最重視する僕ですが、その瞬間シュワルベワンは一番お気に入りのタイヤになりました。
耐パンク性能が高い
柔らかいので、パンクしやすいんじゃないかと思ったのですが、1年で10000㎞以上走ってきて、いまだパンクはしていません。
まだ10000㎞なので確かなことはまだ分かりませんが、パンクしやすいということは、まず無さそうです。
メーカーも耐パンク性には重点をおいているようなので、耐パンク性能は高い考えてよさそうです。
今まで使ってきたタイヤは、タイヤ交換がしやすければ耐パンク性能が低く(ブリジストンやミシュラン等)、耐パンク性能が高いとタイヤ交換しにくい(コンチやパナ等)という傾向がありました。
装着しやすく、耐パンク性能が高いのはシュワルベだけでした。
乗り心地がめちゃくちゃ良い
シュワルベワンは、“ある程度の硬さはあるけど、振動吸収性が高く、ゴムのような感触”です。
ちなみに今まで使ってきたタイヤは
パナ、コンチ:硬い。コンクリートの衝撃がもろにくる感じ。
ヴィットリア:シルキー。振動吸収性もほどほどで、速度が出しやすい感じ。
ミシュラン、ブリジストン:振動吸収性が高く、路面がじゅうたんに変わったかのような感じ。
といった感想です。(一生懸命言葉にしましたが、わかりにくかったらすみません)
個人的にヴィットリアとシュワルベワンが、好きです。
振動吸収性と剛性がほどよく、気持ちよく走れます。
デザインがシンプルでカッコいい
まずは写真をご覧ください。
おそらく好き嫌いが分かれますが、僕は好きです。
シュワルベワンを最初に買おうと思った理由は、このデザインのかっこよさでした。
重量、転がり抵抗、グリップのバランスが優秀
重量(230g)、転がり性能、グリップの3点が、程よく高い次元でバランスがとれています。
もちろん、もっと軽いタイヤや転がるタイヤ、グリップの高いタイヤはあるのですが、シュワルベワンは全てが必要十分なレベルになっています。
十分気持ちよく走ってくれますし、グリップの不足を感じたこともありません。
突出した性能を求めないのであれば、速く走るのには十分な性能が、バランスよくとれているタイヤだと思います。
苦手なシチュエーションがないため、あらゆるレースや練習で、安定したパフォーマンスを発揮できるタイヤともいえます。
他の人と被らない
シュワルベのタイヤを使っている人は少ないので、ほとんど人と被りません。
ミシュランやコンチなんか被りまくりますからね。
「人とは違うタイヤがいい!」という人にはオススメですよ。
シュワルベワンの残念な所
デザインが地味
僕は好きなデザインですが、見方によっては地味なデザインともいえます。
特にカラーのラインナップが一つしかないのはデメリットです。(最近クラシックスキンというカラーが追加されました)
突出した性能がない
先ほどすべての性能が高い次元でバランスがとれているという話をしましたが、逆に言えば突出した性能がありません。
軽さなら、150~200gのタイヤはたくさんあります。
転がり抵抗なら、コンチやヴィットリアには、わずかに劣ります。
グリップなら、ミシュランやブリジストンが、過剰なくらいに優秀でした。
タイヤの付けやすさ以外で、これなら負けない!という要素はないかもしれません。
優等生なタイヤですが、何か突出したものが欲しい人には向かないかもしれません。
ウェット路面でのグリップ性能が低い?
ネットでシュワルベワンはウェット路面に弱いという話をみます。
実際のところは、よくわかりません。
そもそもウェットな路面を走ることがあまりありませんし、ましてやウェットな路面でグリップを試すような真似なんてとてもできません。
とりあえず僕はスリップしたことはありませんが、噂の真偽はよく分かりません。
一応ウェットな路面では気を付けて走るようにしています。
雨のレースで勝負を狙う人以外は気にしなくていいんじゃないでしょうか?
シュワルベワンが合う人、合わない人
シュワルベワンが合う人
- タイヤ交換を楽に済ませたい人
- 乗り心地を重視する人
- いろんなレースや練習に対応できるオールラウンドなタイヤを求める人
- モノトーン、シンプルなタイヤを求める人
- 他の人のタイヤと被りたくない人
シュワルベワンが合わない人
- デザインが合わない人
- 転がり抵抗やグリップなど、突出した性能を求める人
- 雨のレースでの使用を考えている人
まとめ
コンチやミシュランの影で、あまり目立たないシュワルベのタイヤですが、とてもいいタイヤです。
欠点の少ないタイヤですので、買って後悔をすることはないんじゃないかと思ってます!
これを機に一度試してみてはいかがですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。